皆さま、新年明けましておめでとうございます。
昨年は、世界各地で重要な選挙が相次ぎ、政権交代や与党少数化といった政治情勢の変動が多く見られました。これにより、国際的な協調体制や経済政策の方向性も不透明となり、企業活動を取り巻く環境は一層複雑さを増しました。地球温暖化の影響はますます深刻化し、記録的な猛暑や豪雨、干ばつなど、世界各地で多発している異常気象は、人々の生活や経済活動に大きな影響を与えています。これらの出来事は、私たちに持続可能な社会の実現がいかに重要であるかを改めて認識させられる機会となりました。まさに、昨年は混沌とした一年でありました。
弊社は、創業から20年を迎え、本年より21年目の新たな歩みを始めます。目まぐるしく変わる世の中に対し、創業以来培ってきた経験と知識、そしてお客様との信頼関係を活かし、しなやかに対応しながらも、物事の本質を見極めるという固い信念に基づいたコンサルティングを行ってまいります。変化に柔軟に対応することと、確固たる信念を持つこと、この二つは相反する要素のように思えるかもしれませんが、私たちはこの両立こそが、複雑な現代社会において真に求められる力であると確信しています。特に、脱炭素化社会の実現に向けた取り組みは、喫緊の課題であり、私たちの事業の中核をなすものです。最新の技術と知見を駆使し、最適なソリューションを提供することで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
かつて、私が社会に出たころ、I型人間、T型人間という言葉が流行しました。私たちは、人と接する際の優しさや柔軟性だけでなく、内に秘めた強い信念と使命感、そして高度な専門性を持つ、いわば「桃型人間」こそが、複雑な課題を解決し、未来を切り拓く原動力となると思います。お客様との対話を重ね、変化の兆候を敏感に察知しながらも、常に本質を見据え、真に求められる価値を提供していくことを目指します。
本年も、皆様のご期待にお応えできるよう、一層の努力を重ねてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
超え環境ビジネス株式会社
代表取締役 冨澤昌雄