カンボジアでの太陽光エネルギーサービス事業に取り組んでいるKhmer Energy Solution(KES)の最近の動きをご紹介します。
カンボジア全体では、市場やレストランは営業停止されておらず、一般市民は普通通りの生活に戻っているようです。KESも営業活動をしばらく自粛していましたが、7-8月から徐々に、活動を再開しました。相変わらず停電が時々発生しますし、まだまだ電気代が高いことから、太陽光発電によるメリットが多くあります。
そのような中、最近では、地方の農園にて太陽光を使った灌漑用ポンプのニーズが高まっています。
今月はバッタンバンの農園に、2つの太陽光パネル+ポンプシステムを設置しました。この農園では、ドリアンを作っているそうです。
バッタンバンは、カンボジアの北西部に位置する都市で、アンコールワットで有名なシェムリアップ からも比較的近いです。旅行ガイドブックによると、クメール遺跡やポルポト内戦時代の史跡などがたくさんあるようです。
こちらは、2kWのソーラーパネルと1kWのモーターポンプ。
こちらは、バッテリー付きの15.2kWの太陽光パネル+ポンプシステムです。
採用したメーカーは、BLUE SUNという中国企業で、リーズナブルな値段で品質も十分です。2年前に中国・広州で開催された再生可能エルギーの展示会で出会ったメーカーです。世界中にパネルや機器の販売をしており、多くの実績がある企業です。
カンボジアは、ASEANの中でも電源へのアクセス率が低い国とされており、地方に行くと電気が来ていない家も見受けられます。少しでも豊かな生活が送れるように、電力を提供していきます。
(冨澤)