BLOG

ブルーカーボンが注目されています

2019年12月17日

ブルーカーボンという言葉を聞いたことがあるでしょうか。2009年に国連環境計画(UNEP)が作った言葉で、大気中の二酸化炭素が海洋生物(藻や昆布など)に取り込まれて貯留された炭素のことをいいます。ちなみに、みなさんよくご存知の植林や森林保全による二酸化炭素吸収は、陸上での炭素貯留ですが、こちらはグリーンカーボンといいます。


(出典:国土交通省、2019年5月30日付報道発表資料)

ブルーカーボンが昨今注目されているのは、長期にわたり炭素の貯留が可能だからです。藻類などが二酸化炭素を吸って成長して、やがて枯れると、海底の泥に沈んで、そのまま分解されずに数千年もの間、海底にとどまると言われています。無酸素状態であるため、海底泥内には有機物を分解できる微生物が存在しにくいためのようです。

地上では、森林吸収により炭素固定が可能ですが、ひとたび、枯れたり火災にあってしまうと大気中に二酸化炭素が戻ってしまう恐れがあります。京都議定書で規定された国際的なルールであるCDM(クリーン開発メカニズム)においても、森林吸収プロジェクトでは、削減クレジットがテンポラリーなものとして制限されていました。

いま、横浜や福岡などで具体的な取り組みが始まっているようです。日本は海洋国家ですから、ブルーカーボンプロジェクトを実施できる場所が沢山ありそうです。環境省や国交省でも検討会を立ち上げ、有識者を中心に検討を始めています。この分野でも世界をリードしていきたいですね。

(代表 冨澤)