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広州で開催されたバイオエネルギー展示会へ行ってきました

2018年09月15日

去る816日から18日まで中国・広州で、7回アジアパシフィックバイオネルギー展示会が開催され、初日に参加してきました。中国では、再生可能エネルギー、特にバイオマス関係は、日本よりも早くから研究に取り組んでいる分野もあります。本展示会は、それほど大きなものではないようですが、それでも2000人以上の参加者があったようで、昨今のバイオマス分野への関心の高まりを表しているようです。

<展示会の案内>

<会場となったエキスポセンター>

<会場内。初日の朝一なのでまだ来場者がまばら。。>

弊社は、カンボジアでカシューナッツ栽培をしていることもあり、ナッツ部分は当然食べてしまうのですが、その加工プロセスで排出される、殻や薄皮、果実部分などの農業廃棄物のよい処理装置がないかな、ということで参加しました。果実部分は、本当は食べても(飲んでも)美味しいらしいのですが、非常に柔らかく傷つきやすいので、そのまま運ぶことができず、多くは地面で潰れてしまいます。

展示各社の担当者といろいろ話してみたところ、どの会社もソリューションはありそうで、基本的にはペレットなどに加工するか、直接燃やして熱エネルギーに変換するか、というものです。ただ、やはり問題になるのは、廃棄物の保有熱量と水分量でした。特に、果実部分はほとんど水分なので、取り出せるエネルギーよりも乾燥のためのエネルギーの方が大きいため、簡単にはいかないようです。

カシューナッツ生産地近隣では、熱需要はそれほど多くないので、やはりペレットにして、どこか需要地に移送できるようにするのが今のところの最適な方法のようです。ちなみに、江蘇金梧工業KingWood)は、1999年創業ですが、バイオマス関係の機器を手広く製造しているようで、説明も非常にわかりやすいものでした。

KingWood社の製品(当社パンフレットより)>

展示会は、その他の再生可能エネルギーや、工場の省エネ製品、建築材料の展示会も併設されていました。中でも、漢能薄膜発電集団(Hanergyグループ)の瓦型太陽光セルには、かなりの人だかりができていました。これまでありそうでなかった製品のようです。担当者と話してみると、コストはフラットなものより若干高いが、屋根+太陽光セルに比べれば、安くなるとのこと。また、寿命も20年以上はもつそうで、黒以外にも、赤系、青系、黄色系を開発中、ということでした。中国もまだ瓦屋根の家や建物は多くあるので、外観を考えるとこのタイプがよさそうです。

Hanergy社のブース>

海外の展示会への参加は、なかなか頻繁にというわけにはいきませんが、日本よりも、中国をはじめタイやシンガポールなどの展示会の方が、大きいケースが増えてきているので、できる限り参加して、皆さんにもレポートしたいと思います。